お施餓鬼

Osegaki Ceremony

令和3年度の施餓鬼会はコロナ禍の中、密を避けるために外にお供えや焼香台を用意し、青空の下で執り行いました。施餓鬼会はお腹を空かせて苦しんでいる餓鬼に飲食を施して、その功徳をもって亡き人たちを供養する行事です。皆さんのご先祖様や、ご縁があった人たちだけではなく、皆さんの知らない人、ご縁がなかった人も含めて全ての人を供養する行事です。参列者の皆様には「この世界の全てのものが幸せでありますように。」という慈しみの気持ちをもって水向け(餓鬼に洗米、浄水を施す)して頂きました。

今回の施餓鬼会にあたりお寺の掲示板にお釈迦様の言葉からひとつ選んで載せましたので紹介します。
 

怯えているものも
屈強なものも
大きなものも
小さなものも
目に見えるものも
目に見えないものも
近くに住むものも
遠くに住むものも
すでに生まれたものも
これから生まれようとするものも
全てのものは幸せであれ


施餓鬼会は施すということを通して慈しみの心を養う行事だと解釈しております。
自分の幸せも勿論大事ですが、他の誰かの幸せを願う気持ちも大切にしていきたいものです。

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